Salesforce資格完全ガイド|認定資格の一覧・難易度・取得ロードマップ・転職効果を未経験20代向けに徹底解説

「Salesforce資格の一覧と難易度・取得順」と書かれた黒板の前で解説する女性のイラスト 職種・仕事ガイド

Salesforce資格は未経験20代の転職を「最短距離」で有利にする武器

Salesforceの資格を取りたいけど、種類が多くてどれから取ればいい?難易度や認定制度の仕組みがわからない?――結論から言うと、Salesforce資格は未経験の20代でも「認定アドミニストレーター」から始めれば100〜150時間の学習で取得でき、IT転職を有利に進める強力な武器になります。資格は30種類以上ありますが、未経験者が狙うべき資格と取得順は決まっています。

この記事では、Salesforce資格を目指す20代未経験者に向けて、認定資格制度の仕組み、資格の全体像と3分野、主要資格の一覧(難易度・合格率・学習時間)、キャリア目標別の取得ロードマップ、転職効果と年収への影響、資格を評価する企業、Trailblazerプロファイルの活用法、受験費用と更新ルール、勉強法、よくある失敗まで、Salesforce資格に必要な情報を網羅的に解説します。

Salesforce認定資格とは?制度の仕組みと特徴

Salesforce認定資格は、CRM(顧客関係管理)プラットフォーム世界シェアNo.1のSalesforce社が運営する公式の認定制度です。国家資格ではなくベンダー資格(特定の製品・サービスに関するスキルを証明する資格)に分類されますが、世界150か国以上で通用するグローバル共通の資格として高く評価されています。

この制度の最大の特徴は「実務スキルの証明に直結する」点です。基本情報技術者のように幅広いIT知識を問う資格とは異なり、Salesforceというプラットフォームの操作・設計・開発スキルを具体的に証明します。そのため採用担当者は「この人はSalesforceで何ができるか」を資格名だけで判断できます。また、無料の公式学習サイト「Trailhead」でハンズオン学習でき、資格の更新も無料(年3回のメンテナンスモジュール)である点も、他のIT資格にない大きな利点です。

Salesforce認定資格と国家資格(基本情報技術者等)・AWS認定資格を、運営元・国際的な通用性・更新方法・受験資格・学習プラットフォーム・転職市場での評価の観点で比較した表。
比較項目Salesforce認定資格国家資格(基本情報技術者等)AWS認定資格
運営元Salesforce社(ベンダー)IPA(国の機関)Amazon(ベンダー)
国際的な通用性グローバル共通(世界150か国以上)日本国内が中心グローバル共通
資格の更新年3回のメンテナンスモジュール(無料)更新不要(永久有効)3年ごとに再認定(有料)
受験資格の制限なし(誰でも受験可能)なしなし
学習プラットフォームTrailhead(無料・ハンズオン)市販の参考書・過去問AWS Skill Builder
転職市場での評価Salesforce関連求人で非常に高いIT業界全般で評価されるクラウド関連求人で高い

Salesforce資格の全体像|基本情報と3つの分野

まずはSalesforce認定資格の基本情報を押さえましょう。資格は30種類以上あり、受験費用・出題形式・合格ラインは資格ごとに多少異なります。

Salesforce認定資格の基本情報(資格の種類数・受験費用・受験方法・出題形式・合格ライン・有効期限)をまとめた表。
項目内容
資格の種類30種以上(管理者・コンサルタント・開発者・アーキテクト・マーケティング系など)
受験費用1回あたり約33,000円(税込)※認定テクニカルアーキテクトは約66,000円など資格により異なる
受験方法オンライン受験またはテストセンター受験(申し込みはWebassessor/Trailhead経由)
出題形式多肢選択式(60〜65問、制限時間90〜120分)
合格ライン65〜72%(資格により異なる)
有効期限明確な期限はないが、年3回の更新モジュール完了が必要(未完了で失効)

Salesforce資格は大きく3つの分野に分かれており、それぞれキャリアパスに対応しています。自分が目指すキャリアに合った分野の資格を選ぶことが重要です。

Salesforce認定資格の3分野(管理者・コンサルタント系/開発者・アーキテクト系/マーケティング・その他)について、対象キャリア・主な資格・特徴・未経験者の始めやすさを整理した表。
分野対象キャリア主な資格特徴未経験者の始めやすさ
管理者・コンサルタント系Salesforce管理者・導入コンサルタント認定アドミニストレーター、認定上級アドミニストレーター、認定Sales Cloudコンサルタント設定・運用・業務設計が中心。プログラミング不要◎ 非常に始めやすい
開発者・アーキテクト系Salesforce開発者・システム設計者認定Platformデベロッパー、認定Platformアプリケーションビルダー、認定テクニカルアーキテクトプログラミング(Apex)やシステム設計の知識が必要○ IT基礎知識があると有利
マーケティング・その他マーケティング担当者・データ分析者認定Marketing Cloudスペシャリスト、認定Data Cloudコンサルタント、認定Agentforceスペシャリスト(旧AIアソシエイト)マーケティングツールやAI機能の専門知識△ 専門分野の知識が必要

20代未経験者が最初に目指すべきは管理者・コンサルタント系の認定アドミニストレーターです。プログラミング不要で、Salesforceの基本操作と管理機能を体系的に学べる入門資格です。一方、最上位(最難関)資格は認定テクニカルアーキテクト(CTA)で、複数資格+実務経験5年以上が前提・合格率10〜15%と狭き門。まずは基礎から段階的にステップアップするのが確実なルートです。

Salesforce資格の一覧|難易度・合格率・学習時間を比較

主要なSalesforce認定資格を分野別に一覧化し、難易度・学習時間の目安・合格率の目安・前提資格を比較しました。未経験者は前提資格が「なし」で難易度の低いものから狙いましょう。

管理者・コンサルタント系の資格

管理者・コンサルタント系のSalesforce資格5種について、難易度・学習時間・合格率・前提資格を比較した表。
資格名難易度学習時間の目安合格率の目安前提資格
認定アドミニストレーター★★☆☆☆100〜200時間50〜60%なし
認定上級アドミニストレーター★★★★☆200〜300時間30〜40%認定アドミニストレーター
認定Sales Cloudコンサルタント★★★☆☆150〜250時間40〜50%認定アドミニストレーター
認定Service Cloudコンサルタント★★★☆☆150〜250時間40〜50%認定アドミニストレーター
認定Experience Cloudコンサルタント★★★☆☆150〜200時間40〜50%認定アドミニストレーター

開発者・アーキテクト系の資格

開発者・アーキテクト系のSalesforce資格4種について、難易度・学習時間・合格率・前提資格を比較した表(最上位はテクニカルアーキテクト)。
資格名難易度学習時間の目安合格率の目安前提資格
認定Platformアプリケーションビルダー★★☆☆☆100〜200時間50〜60%なし
認定Platform デベロッパーI★★★☆☆200〜300時間35〜45%なし(プログラミング基礎推奨)
認定Platform デベロッパーII★★★★★300〜400時間20〜30%認定Platform デベロッパーI
認定テクニカルアーキテクト(CTA)★★★★★500時間以上10〜15%複数の認定資格+実務経験5年以上

マーケティング・その他系の資格

マーケティング・その他系のSalesforce資格について、難易度・学習時間・合格率・前提資格を比較した表。
資格名難易度学習時間の目安合格率の目安前提資格
認定Marketing Cloudアドミニストレーター★★★☆☆150〜250時間40〜50%なし(実務経験推奨)
認定Marketing Cloudデベロッパー★★★★☆250〜350時間30〜40%Marketing Cloudアドミニストレーター推奨
認定Data Cloudコンサルタント★★★☆☆150〜200時間40〜50%認定アドミニストレーター推奨

未経験者が最初に取るべきは難易度★★・前提資格なしの認定アドミニストレーターです。なお、かつて入門資格として人気だった認定AIアソシエイトは2026年2月2日に廃止されました(受験は2025年5月1日で終了)。AI・Agentforce分野のスキルを証明したい場合は、後継の認定Agentforceスペシャリスト(旧AI Specialist)や、Trailheadのモジュール完了で得られるAgentblazer Statusを活用しましょう。

Salesforce資格取得のロードマップ|キャリア目標別の取得順

Salesforce資格は「やみくもに数を取る」より、目指すキャリアに合わせて取得順(ロードマップ)を決めることが重要です。代表的な3つのパターンを紹介します。いずれもスタートは認定アドミニストレーターです。

パターンA:管理者・コンサルタントを目指す場合

管理者・コンサルタントを目指す場合のSalesforce資格取得ロードマップ。STEP1〜4の取得資格・時期の目安・取得後にできることを示した表。
ステップ取得する資格時期の目安取得後にできること
STEP 1認定アドミニストレーター転職活動前(2〜3か月)未経験歓迎の求人に応募できる
STEP 2認定Sales Cloudコンサルタント入社後6か月〜1年コンサルタント案件にアサインされやすくなる
STEP 3認定上級アドミニストレーター入社後1〜2年シニアポジション・年収アップの交渉材料になる
STEP 4認定Service Cloudコンサルタント入社後2〜3年対応できる案件の幅が広がり、市場価値が上がる

パターンB:開発者を目指す場合

開発者を目指す場合のSalesforce資格取得ロードマップ。STEP1〜4の取得資格・時期の目安・取得後にできることを示した表。
ステップ取得する資格時期の目安取得後にできること
STEP 1認定アドミニストレーター転職活動前(2〜3か月)Salesforceの基礎知識を証明できる
STEP 2認定Platformアプリケーションビルダー入社後3〜6か月ノーコード・ローコード開発ができることを証明
STEP 3認定Platform デベロッパーI入社後6か月〜1年Apex開発案件にアサインされる、年収が大きく伸びる
STEP 4認定Platform デベロッパーII入社後2〜3年上級開発者として高単価案件を担当できる

パターンC:最短で転職を成功させたい場合

最短で転職を成功させたい場合のSalesforce資格取得ロードマップ。認定アドミニストレーターを取得してすぐ転職活動を始める最短ルートを示した表。
ステップ取得する資格時期の目安ポイント
STEP 1認定アドミニストレーター2〜3か月で取得これだけで転職活動を開始できる

※以前は難易度の低い認定AIアソシエイトを“2つ目の資格”として併せて取得する方法もありましたが、同資格は2026年2月に廃止されました。複数資格をアピールしたい場合は、入社後に認定Platformアプリケーションビルダーや認定Sales Cloudコンサルタントの取得を目指しましょう。

未経験からの転職では「資格を何個も取ってから」ではなく、認定アドミニストレーターを1つ取得したらすぐ転職活動を開始するのが鉄則です。実務経験こそが最大の市場価値になるため、上位資格は入社後に取得していきましょう。

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各資格の転職効果と年収への影響

資格ごとに「取得コスト」と「転職・年収への効果」は異なります。投資対効果(コスパ)で見ると、未経験者は認定アドミニストレーターが最優先です。

主要なSalesforce資格の取得コスト・転職への効果・年収上乗せ効果・投資対効果を比較した表(未経験者は認定アドミニストレーターが最優先)。
資格名取得コスト(費用+時間)転職への効果年収上乗せ効果投資対効果
認定アドミニストレーター3万円+100〜200時間◎ 未経験の必須条件資格手当 月5,000〜10,000円◎ 最優先
認定Platformアプリケーションビルダー3万円+100〜200時間○ 開発案件への応募が可能に資格手当 月5,000〜10,000円○ 開発志望なら優先
認定Sales Cloudコンサルタント3万円+150〜250時間◎ コンサル案件で高評価転職時 +50〜100万円◎ コンサル志望なら最優先
認定Platform デベロッパーI3万円+200〜300時間◎ 開発ポジションで必須転職時 +50〜80万円◎ 開発志望なら最優先
認定上級アドミニストレーター3万円+200〜300時間○ 管理者の上位ポジション転職時 +30〜50万円○ 実務経験を積んでから
認定テクニカルアーキテクト6万円+500時間以上◎ 最上位ポジションが見える転職時 +200〜400万円◎ 長期的に最高の投資

認定資格を保有していれば、未経験からの転職でも年収350万〜450万円のスタートが現実的です。実務経験と上位資格を積み重ねると、3〜5年後には年収600万円以上も狙えます。保有資格数・実務経験年数別の年収レンジの目安は次のとおりです。

Salesforceキャリアのステージ別(未経験転職直後〜シニア)に、保有資格数の目安・実務経験年数・年収レンジの目安を示した表。
キャリアステージ保有資格の目安実務経験年収レンジの目安
未経験からの転職直後認定アドミニストレーターなし350万〜450万円
ジュニアエンジニア2〜3資格1〜2年400万〜550万円
ミドルエンジニア3〜5資格3〜5年550万〜750万円
シニアエンジニア・コンサルタント5資格以上5年以上700万〜1,000万円以上

Salesforce資格を活かせる・評価される企業

「Salesforce資格はどんな企業で活きるのか」を理解しておくと、転職先選びがスムーズになります。資格が評価される企業は大きく3タイプあります。

1つ目はSalesforceパートナー企業(導入支援を行うSIer・コンサル)です。パートナー企業は社員の認定資格保有数がSalesforce社の「パートナーランク」に影響するため、資格保有者を積極的に採用します。求人票に「認定アドミニストレーター取得者優遇」「Salesforce認定資格保有者歓迎」と明記されるケースが多いのが特徴です。2つ目はSalesforceを導入している事業会社で、自社の営業・カスタマーサクセス基盤としてSalesforceを運用する社内管理者(社内SE)ポジションがあります。3つ目はSaaS・IT系のスタートアップで、Salesforce運用を任せられる人材を求めています。未経験者はまずパートナー企業で実務経験を積み、その後に事業会社の社内管理者へ移るルートが王道です。

Trailblazerプロファイルとデジタルバッジの活用法

Salesforce資格を取得すると、Trailblazerプロファイルにデジタルバッジが表示されます。このプロファイルは、Salesforceコミュニティにおける「公開ポートフォリオ」の役割を果たし、取得した認定資格・Trailheadの学習履歴・獲得バッジが一覧表示されます。

活用のポイントは次の3つです。

  • LinkedInに連携する——取得バッジをLinkedInの資格欄に追加でき、Salesforce関連の採用担当者はLinkedInで候補者を探すためスカウトの可能性が高まる
  • 履歴書・職務経歴書にプロファイルURLを記載する——採用担当者が面接前に資格の真偽と学習状況を確認でき、自己申告ではなく第三者が検証可能な形でスキルを証明できる
  • Trailblazerコミュニティで活動する——質問への回答やイベント参加で「活動実績」が充実し、資格保有に加えてアピール材料になる

資格は「取得して終わり」にせず、プロファイルを育てることで転職活動の強力な武器になります。

受験費用・申し込みと資格の維持・更新ルール

受験料は認定アドミニストレーターで税込33,000円、最上位の認定テクニカルアーキテクトは税込66,000円です。不合格時は再受験のたびに同額がかかるため、十分に準備してから受験しましょう(企業によっては受験料を負担する資格取得支援制度があります)。申し込みはWebassessorまたはTrailhead経由で行い、オンライン受験とテストセンター受験を選べます。

Salesforce資格を1つ取得する際の費用内訳(受験料・学習教材・オンライン講座)と合計の目安を示した表。
費用項目金額備考
受験料約33,000円(税込)資格によって異なる(CTAは約66,000円)
学習教材0〜30,000円Trailheadは無料、市販の問題集は3,000〜5,000円
Udemy等のオンライン講座1,500〜15,000円セール時は大幅割引で購入可能
合計(1資格あたり)約33,000〜65,000円Trailhead中心なら33,000円前後で取得可能

Salesforce資格には「メンテナンス(更新)」の仕組みがあります。年3回の大型アップデートごとに、Trailhead上の無料の更新モジュールを完了する必要があります。未完了だと資格が失効(保留)するため、取得後も継続が必要ですが、1回あたり15〜30分程度で完了できる簡単な内容です。

Salesforce資格の維持・更新ルール(更新頻度・更新方法・所要時間・更新費用・更新を忘れた場合)をまとめた表。
項目内容
更新頻度年3回(Salesforceのメジャーリリースごと)
更新方法Trailhead上の更新モジュール(無料)を完了する
所要時間1回あたり15〜30分程度
更新費用無料
更新を忘れた場合資格が失効(保留)し、再度モジュール完了または再受験が必要になる

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未経験者向けの効率的な勉強法|Trailhead中心の学習

Salesforce資格の勉強法は他のIT資格と少し異なり、無料の公式学習サイト「Trailhead」でのハンズオン学習が基本です。テキストを読むだけでなく実際のSalesforce環境で操作しながら学べるため、知識の定着率が高くなります。認定アドミニストレーターに対応するトレイルを一通り完了させましょう。

学習と並行して模擬問題を解き、出題形式と問われるポイントを把握します。2〜3週間学習したら一度模擬問題を解いて弱点カテゴリを特定し、重点的に復習するのが効率的です。市販の参考書・Udemy等のオンライン講座は補助として使い、「Trailheadのハンズオン+模擬問題+参考書」の3点セットで合格率が高まります。無料のDeveloper Edition環境を取得し、読んだ内容をすぐ実機で試す習慣をつけましょう。

資格取得でよくある失敗と対策

資格取得でよくある失敗は次の3つです。対策とあわせて押さえましょう。

  • 失敗1:資格を「何個も取ってから」転職しようとする——学習期間が長引き転職のタイミングを逃す。市場では「資格3つの未経験者」より「資格1つ+実務1年」が圧倒的に評価される。認定アドミニストレーター1つを取得したらすぐ転職活動を始める
  • 失敗2:テキストを読むだけで実機操作をしない——画面操作がイメージできず「この設定はどこにあるか」を問う問題に対応できない。必ずDeveloper Edition環境で読んだ内容をすぐ試す習慣を
  • 失敗3:受験日を決めずにダラダラ学習する——受験日を決めないと学習が半年以上に延びがち。学習開始時に受験日を予約し、そこから逆算してスケジュールを組むと集中力が高まる

Salesforce資格に関するよくある質問

Q. IT未経験でもSalesforce資格を取得できますか?

A. 取得できます。認定アドミニストレーターはIT未経験でも100〜150時間の学習で合格可能です。プログラミング知識は不要で、Salesforceの管理画面操作が中心の試験です。無料のTrailheadで十分に対策できます。

Q. Salesforceで最初に取る資格はどれですか?

A. 「認定アドミニストレーター」です。前提資格が不要で難易度も低く、未経験者の転職で最も費用対効果が高い資格です。まずはこれ1つを取得して転職活動を始めるのが王道です。

Q. Salesforce資格の難易度順・最上位資格は?

A. 入門の定番は認定アドミニストレーター(合格率50〜60%)です。最上位(最難関)は認定テクニカルアーキテクト(CTA)で、複数資格+実務経験5年以上が前提、合格率10〜15%の狭き門です。なお、かつて最も易しい入門資格だった認定AIアソシエイトは2026年2月に廃止されました。

Q. Salesforce資格は「意味ない」と言われることがありますが本当ですか?

A. 「意味ない」と言われるのは、資格だけ取って実務経験を積まないケースを指すことが多いです。未経験者にとって資格は学習意欲とSalesforce基礎知識を証明する有力な手段で、書類選考の通過率を大きく上げます。資格取得後すぐに実務経験を積めば十分に価値があります。

Q. 資格がなくてもSalesforce関連の仕事に就けますか?

A. 就ける場合もありますが、資格があるほうが圧倒的に有利です。未経験者にとって資格はSalesforceへの本気度と基礎知識を証明する手段で、書類選考の通過率に大きな差が出ます。転職前に認定アドミニストレーターだけでも取得するのがおすすめです。

Q. 資格取得にかかる費用の総額はいくらですか?

A. 認定アドミニストレーターの場合、受験料33,000円(税込)に加え、必要に応じて参考書代やオンライン講座費が1,500〜30,000円程度です。Trailheadは無料のため、最低33,000円前後から挑戦できます。不合格時の再受験料も同額かかるため一発合格を目指しましょう。

Q. Salesforce資格に有効期限はありますか?更新は必要ですか?

A. 明確な有効期限はありませんが、年3回(メジャーリリースごと)にTrailhead上の無料更新モジュールを完了する必要があります。未完了だと資格が失効(保留)します。更新は1回15〜30分程度で、費用は無料です。

Q. 合格率はどれくらいですか?合格基準は?

A. 資格によりますが、認定アドミニストレーターで50〜60%、合格ラインは65%前後です。多肢選択式(60〜65問・90〜120分)で、資格により合格ラインは65〜72%です。

Q. どの資格が転職で最も評価されますか?

A. 未経験者の転職では「認定アドミニストレーター」が最も費用対効果が高く評価されます。経験者の転職では、認定Sales CloudコンサルタントやPlatform デベロッパーなど専門性を示す資格が評価されます。

Q. 資格を複数持っていると年収はどのくらい上がりますか?

A. 資格数だけでなく実務経験との組み合わせが重要です。目安として認定アドミニストレーターで年収50〜100万円アップ、コンサル・開発系の上位資格で転職時+50〜150万円、長期的にテクニカルアーキテクトなら+200〜400万円も狙えます。

Q. Salesforce資格は国家資格ですか?海外でも通用しますか?

A. 国家資格ではなくベンダー資格(Salesforce社が運営)です。ただし世界150か国以上で通用するグローバル共通資格のため、海外でも評価されます。

Q. 認定AIアソシエイトは廃止されたのですか?AI関連の資格はどれを取ればいいですか?

A. はい。認定AIアソシエイトは受験が2025年5月1日で終了し、2026年2月2日に廃止されました(取得済みの認定もTrailblazerプロファイル上はRetired表示になります)。AI・Agentforce分野のスキルを証明したい場合は、後継の認定Agentforceスペシャリスト(旧AI Specialist)や、Trailheadのモジュール完了で得られるAgentblazer Status(Champion/Innovator/Legend)を活用しましょう。

Q. 英語が苦手でも受験できますか?

A. 受験できます。主要なSalesforce認定資格は日本語で受験可能です。Trailheadも日本語コンテンツが充実しているため、英語が苦手でも学習・受験に支障はありません。

まとめ

Salesforce資格は30種類以上ありますが、未経験の20代がまず取るべきは認定アドミニストレーターです。プログラミング不要・100〜150時間の学習で取得でき、未経験からのIT転職で最も費用対効果の高い武器になります。

資格の全体像(3分野)と一覧(難易度・合格率)を理解し、キャリア目標に合わせた取得ロードマップを描きましょう。無料のTrailheadでハンズオン学習し、認定アドミニストレーターを1つ取得したらすぐ転職活動を開始するのが成功の近道です。TrailblazerプロファイルのURLを履歴書に添えれば、学習意欲とスキルを客観的に証明できます。

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ビーシャイン編集部

この記事を書いた人ビーシャイン編集部

ビーシャインの記事制作・編集を行う編集チームです。転職・就職などキャリアに関する知識やノウハウ、未経験から転職を目指す方向けのコンテンツなど、読者にとって有益な情報をお届けします。

高橋 文明(株式会社クオンツ 代表取締役)

監修高橋 文明(株式会社クオンツ 代表取締役)プロフィール »

システム開発会社を15年以上経営し、20代未経験・第二新卒を累計140名採用・育成。首都圏の地域若者サポートステーションと連携し、若者の就業支援・IT教育にも従事。採用側と求職側の双方を見てきた立場から本記事を監修しています。

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