Salesforce資格の一覧と難易度|未経験20代におすすめの取得順・キャリアパス別ガイド・転職への効果・勉強法を徹底解説

「Salesforceの資格の一覧と難易度を比較」と書かれた黒板の前で解説する女性のイラスト 未経験からエンジニアを目指す

Salesforce資格は未経験20代の転職を「最短距離」で有利にする武器

Salesforceの資格にはどんな種類がある?未経験から取得できる?――結論から言うと、Salesforce認定資格は全40種類以上ありますが、未経験20代がまず取得すべきは「認定アドミニストレーター」の1つだけです。この資格を取るだけで転職市場での評価が大きく変わり、未経験からでもSalesforce関連職への内定獲得が現実的になります。

この記事では、Salesforce資格に興味を持った20代に向けて、主要資格の一覧と難易度比較、キャリアパス別のおすすめ取得順、資格ごとの転職効果と年収への影響、受験費用と維持の仕組み、効率的な勉強法まで徹底解説します。

Salesforce認定資格の全体像

Salesforce認定資格は、Salesforce社が公式に認定するグローバル共通の資格制度です。大きく「管理者・コンサルタント系」「開発者・アーキテクト系」「マーケティング系」の3つのカテゴリに分かれています。

3つのカテゴリ

1つ目の「管理者・コンサルタント系」は、Salesforceの設定・運用・導入支援に関する資格です。プログラミング不要の資格が多く、未経験者が最初に目指すカテゴリです。2つ目の「開発者・アーキテクト系」は、Apex(プログラミング言語)やLightning Web Componentsを使ったカスタム開発に関する資格です。プログラミングスキルが前提となります。3つ目の「マーケティング系」は、Marketing CloudやPardotなどのマーケティング製品に関する資格です。マーケティング業務の経験があると取得しやすいです。

基本資格と上位資格の関係

Salesforce認定資格には「基本資格」と「上位資格」の階層構造があります。基本資格を取得してから上位資格にステップアップする形が一般的です。未経験者はまず基本資格の「認定アドミニストレーター」から始めて、実務経験を積みながら上位資格を取得していくのが王道のルートです。

主要資格の一覧と難易度比較

未経験20代に関連の深い主要資格を、難易度順に一覧で紹介します。

資格名カテゴリ難易度勉強時間の目安未経験者の取得しやすさ
認定アドミニストレーター管理者系★★☆☆☆100〜150時間◎(最初に取得すべき資格)
認定Platformアプリケーションビルダー管理者系★★★☆☆80〜120時間○(アドミニストレーター取得後に推奨)
認定Sales Cloudコンサルタントコンサルタント系★★★☆☆100〜150時間○(営業知識があると有利)
認定Service Cloudコンサルタントコンサルタント系★★★☆☆100〜150時間○(カスタマーサポート知識があると有利)
認定上級アドミニストレーター管理者系★★★★☆150〜200時間△(実務経験1年以上推奨)
認定Platform デベロッパー開発者系★★★★☆150〜250時間△(プログラミング基礎が必要)
認定Data Cloudコンサルタントコンサルタント系★★★★☆120〜180時間△(データ分析の知識が必要)
認定テクニカルアーキテクトアーキテクト系★★★★★500時間以上×(実務経験5年以上が前提)

未経験20代は「認定アドミニストレーター」一択でスタートしましょう。この資格はSalesforceの基本をカバーする入門資格でありながら、転職市場での評価が非常に高い「コスパ最強」の資格です。IT未経験者でも100〜150時間の学習で取得可能です。

キャリアパス別おすすめ取得順

将来のキャリアの方向性によって、取得すべき資格の順番が変わります。3つのキャリアパス別に、おすすめの取得順を紹介します。

キャリアパス1つ目(入門)2つ目(実務1〜2年後)3つ目(実務3年以降)
管理者ルート(Salesforceの設定・運用を極める)認定アドミニストレーター認定Platformアプリケーションビルダー認定上級アドミニストレーター
コンサルタントルート(導入支援・提案を行う)認定アドミニストレーター認定Sales Cloudコンサルタント認定Service Cloudコンサルタント
開発者ルート(コードを書いてカスタム開発を行う)認定アドミニストレーター認定Platform デベロッパー認定上級Platform デベロッパー

どのキャリアパスでも、最初に取得すべきは「認定アドミニストレーター」です。Salesforceの全体像を理解するための土台となる資格であり、この知識がないと上位資格の学習も難しくなります。2つ目以降の資格は、入社後に実務経験を積みながら取得するのが効率的です。

資格ごとの転職効果と年収への影響

Salesforce認定資格は転職で大きな武器になりますが、資格によって転職への効果と年収への影響は異なります。

資格転職での評価年収への影響未経験20代へのおすすめ度
認定アドミニストレーター未経験からの転職で最も効果が高い。書類選考の通過率が大幅に上がる資格なしと比べて年収50〜100万円アップの期待★★★(最優先で取得すべき)
認定Platformアプリケーションビルダーアドミニストレーターとのダブル取得で評価アップ。設定スキルの幅広さを証明できるアドミニストレーター単体と比べて年収30〜50万円アップの期待★★☆(入社後1年以内に取得推奨)
認定Sales Cloudコンサルタントコンサルタント職への転職に強い。営業プロセスの理解を証明できるコンサルタント職では年収50〜100万円アップの期待★★☆(コンサル志望なら入社後に取得)
認定Platform デベロッパー開発職への転職に強い。プログラミングスキルの証明になる開発職では年収50〜150万円アップの期待★☆☆(プログラミング経験者向け)
認定上級アドミニストレーターシニアポジションへの昇格・転職に効果的。実務力の高さを証明できる年収100〜200万円アップの期待★☆☆(実務経験を積んでから)

未経験20代にとって、転職前に取得する資格は「認定アドミニストレーター」1つで十分です。2つ目以降の資格は、入社後に実務経験を積みながら取得するほうが学習効率が良く、費用対効果も高くなります。「資格をたくさん取ってから転職しよう」と考えるよりも、1つ取得したらすぐに転職活動を始めるほうが結果的にキャリアが早く進みます。

受験費用と資格維持の仕組み

Salesforce認定資格の受験費用と維持の仕組みを事前に理解しておきましょう。

受験費用

認定アドミニストレーターの受験料は税込33,000円です。多くの資格が同じ価格帯ですが、認定テクニカルアーキテクトは税込66,000円と高額です。不合格の場合は再受験のたびに同額がかかるため、十分に準備してから受験することが大切です。企業によっては資格取得支援制度があり、受験料を会社が負担してくれるケースもあります。

資格の維持(メンテナンス)

Salesforce認定資格には「メンテナンス」の仕組みがあります。Salesforceは年3回の大型アップデートがあり、それぞれのアップデート後にメンテナンスモジュール(Trailhead上の短い学習コンテンツ)を完了する必要があります。これを完了しないと資格が失効してしまうため、取得後も継続的な学習が求められます。ただし、メンテナンスモジュール自体は30分〜1時間程度で完了できる簡単な内容です。

未経験者向け・効率的な勉強法

Salesforce認定資格の勉強法は、他のIT資格とは少し異なります。最も効率的な学習アプローチを紹介します。

基本はTrailhead(無料)でハンズオン学習

Salesforce公式の無料学習プラットフォーム「Trailhead」が最も効果的な学習ツールです。テキストを読むだけでなく、実際のSalesforce環境でハンズオン(実機操作)課題をこなしながら学べるため、知識の定着率が高いです。認定アドミニストレーターに対応するトレイルが用意されているので、まずはそれを一通り完了させましょう。

模擬問題で出題傾向を把握する

Trailheadでの学習と並行して、模擬問題を解くことが合格への近道です。模擬問題を解くことで、出題の形式や問われるポイントを把握できます。2〜3週間学習したら模擬問題を1回解いてみて、弱点カテゴリを特定してから重点的に学習するのが効率的です。

参考書は補助的に使う

市販の参考書やオンライン教材は、Trailheadでの学習を補完する目的で使いましょう。参考書だけで学習するよりも、Trailheadのハンズオン+模擬問題+参考書の3つを組み合わせるほうが合格率は高くなります。

資格取得でよくある失敗と対策

未経験者が資格取得で陥りやすい失敗パターンと、その対策を紹介します。

失敗1:資格を「何個も取ってから」転職しようとする

「資格を3つ取ったら転職しよう」と考えて学習期間が長引き、転職のタイミングを逃す人がいます。転職市場では「資格3つ持っている未経験者」よりも「資格1つ+実務経験1年の人」のほうが圧倒的に評価されます。認定アドミニストレーター1つを取得したら、すぐに転職活動を開始しましょう。

失敗2:テキストを読むだけで実機操作をしない

参考書やWeb記事を読むだけの学習では、Salesforceの実際の画面操作がイメージできず、試験でも「この設定はどこにあるか」を問う問題に対応できません。必ずDeveloper Edition環境を取得して、読んだ内容をすぐに実機で試す習慣をつけましょう。

失敗3:受験日を決めずにダラダラ学習する

受験日を決めないまま学習を始めると、モチベーションが続かず学習期間が半年以上に延びてしまうことがあります。学習開始時に「◯月◯日に受験する」と決めてしまい、そこから逆算でスケジュールを組むことで集中力が高まります。

\転職のお悩みを徹底サポート/

 ▶公式LINEで気軽にチャット相談

よくある質問

Q. IT未経験でもSalesforce認定資格を取得できますか?

A. 取得できます。認定アドミニストレーターはIT未経験者でも100〜150時間の学習で合格可能です。プログラミングの知識は不要で、Salesforceの管理画面操作が中心の試験です。Trailheadの無料学習で十分に対策できます。

Q. 資格がなくてもSalesforce関連の仕事に就けますか?

A. 就ける場合もありますが、資格があるほうが圧倒的に有利です。未経験者の場合、資格はSalesforceへの本気度と基礎知識を証明する唯一の手段です。書類選考の通過率に大きな差が出るため、転職前に認定アドミニストレーターだけでも取得することをおすすめします。

Q. 資格取得にかかる費用の総額はいくらですか?

A. 認定アドミニストレーターの場合、受験料33,000円(税込)と、必要に応じて参考書代1,500〜3,000円程度です。Trailheadは無料で利用できるため、最低33,000円から挑戦できます。不合格時の再受験料も同額かかるため、一発合格を目指して十分に準備しましょう。

Q. 資格の有効期限はありますか?

A. Salesforce認定資格には有効期限はありませんが、年3回のメンテナンスモジュールを完了する必要があります。メンテナンスを完了しないと資格が「保留」状態になり、再度メンテナンスを完了するまで資格としての効力が一時停止します。メンテナンス自体は30分〜1時間で完了できる簡単な内容です。

Q. どの資格が転職で最も評価されますか?

A. 未経験者の転職では「認定アドミニストレーター」が最も費用対効果が高い資格です。これ1つで書類選考の通過率が大幅に上がります。経験者の転職では、認定Sales CloudコンサルタントやPlatform デベロッパーなど、専門性を示す資格が評価されます。

Q. 資格を複数持っていると年収はどのくらい上がりますか?

A. 資格の数だけでなく実務経験との組み合わせが重要ですが、目安として資格1つ追加取得するごとに年収30〜100万円の上積みが期待できます。特に認定アドミニストレーター+上位資格のダブル取得は市場価値を大きく高めます。

Q. 英語が苦手でも受験できますか?

A. 認定アドミニストレーターをはじめ、多くの資格は日本語で受験できます。一部の最新資格は英語のみの場合がありますが、未経験者が最初に取得する資格はすべて日本語対応です。Trailheadの学習コンテンツも日本語版が用意されています。

まとめ

Salesforce認定資格は40種類以上ありますが、未経験20代がまず取得すべきは「認定アドミニストレーター」の1つだけです。IT未経験者でも100〜150時間の学習で取得可能で、この資格を持つだけで転職市場での評価が大きく変わります。

資格を何個も取ってから転職しようとするのではなく、認定アドミニストレーター1つを取得したらすぐに転職活動を始めましょう。2つ目以降の資格は入社後に実務経験を積みながら取得するほうが効率的です。まずはTrailheadに登録して、Salesforceの学習をスタートさせましょう。

\転職のお悩みを徹底サポート/

 ▶公式LINEで気軽にチャット相談

ビーシャイン編集部
ビーシャイン編集部

ビーシャインの記事制作、編集を行っております。転職、就職などキャリアに関する知識、ノウハウ、未経験から転職を目指す方向けのコンテンツなど様々な情報を配信しています。読者にとって有益になる情報をお届けします!

この記事を書いた人

関連記事