「職務経歴書って、何をどう書けばいい?」「未経験・経験が浅いと書くことがない」——転職の合否を左右する職務経歴書で、手が止まる人は多いはず。職務経歴書は、書き方の型とコツを押さえれば、未経験・20代でも十分に通ります。大切なのは、これまでの経験を「応募先で活かせる強み」として伝えることです。
この記事では、職務経歴書の書き方を、基本構成・項目別のテンプレート・未経験のコツ・PCスキルや資格の書き方・転職回数が多い場合の対処・例文まで解説します。「簡潔な書き方は?」「短期離職はどう書く?」といった疑問にも答えるので、通る書類作りに役立ててください。
職務経歴書の基本構成
職務経歴書は履歴書と違い、決まった様式がありません。だからこそ、基本の構成に沿って書くと、読みやすく伝わりやすくなります。一般的な構成は次のとおりです。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 職務要約 | これまでの経歴を3〜4行で簡潔にまとめる |
| 職務経歴 | 会社ごとに、担当業務・実績を具体的に |
| 活かせるスキル | PCスキル・資格・強みを箇条書きで |
| 自己PR | 強みと、応募先でどう活かすかを伝える |
まず冒頭の「職務要約」で全体像を伝え、次に「職務経歴」で具体的に、最後に「スキル・自己PR」で強みをまとめる——この流れが基本です。A4で1〜2枚に収めると、簡潔で読みやすくなります。
職務経歴の書き方のコツ
職務経歴の欄は、ただ業務を並べるのでなく、「何を・どうやって・どんな結果を出したか」を意識すると実力が伝わります。
- 担当業務を具体的に:役割や扱った規模がわかるように書きます。
- 実績は数字で示す:「売上◯%アップ」「◯件対応」など、可能な範囲で数値化します。
- 工夫した点を添える:成果を出すために意識したこと・改善したことを書きます。
数字で示せる実績があると、説得力が一気に高まります。アルバイトやパートの経験も、同じ考え方で書けます。
未経験・経験が浅い場合の書き方
「未経験で書くことがない」と感じても、工夫次第でアピールできます。次のポイントを意識しましょう。
- アルバイト・前職の経験を活かす:接客・事務など、どんな仕事も強みに変えられます。
- ポータブルスキルを書く:コミュニケーション力、正確さ、継続力など職種を問わない力を伝えます。
- 意欲・学習中のことを書く:応募先で活かしたい姿勢や、勉強している内容をアピールします。
未経験の場合は「実績」より「意欲とポテンシャル」を伝えるのがカギです。志望動機の作り方は「IT業界未経験の志望動機の書き方|20代フリーター・ニート・既卒向けに3要素フレームワーク・経歴別例文・NG例と改善例を徹底解説」も参考になります。
PCスキル・資格の書き方
「活かせるスキル」欄では、PCスキルや資格を具体的に書きます。
PCスキル:「Excel(関数・表計算)」「Word(文書作成)」のように、できることを具体的に。資格:正式名称で、取得年月とともに記載します。勉強中の資格は「学習中」と書くと意欲が伝わります。応募先の仕事に関係するスキルを優先して書くと、効果的です。
転職回数が多い・短期離職の場合
「転職回数が多い」「短期で辞めた」場合の書き方に悩む人も多いもの。ポイントを押さえれば、マイナス印象を和らげられます。
- 各職歴に一貫性を持たせる:転職の中で身につけたことや、共通する強みを示します。
- 短期離職は簡潔に、前向きに:事実を書きつつ、そこから学んだことや次への意欲を添えます。
- 職務要約で全体をまとめる:冒頭で経歴の軸を示すと、回数の印象を和らげられます。
ネガティブに見えがちな経歴も、伝え方で印象は変わります。書類がなかなか通らないときの対策は「20代の転職で書類選考が通らない原因と対策|通過率データ・必要応募数・NG→OK例・状況別の書き方を徹底解説」でくわしく解説しています。
職務経歴書の例文(未経験・20代)
職務要約の例:「専門学校卒業後、飲食店で2年間、接客と在庫管理を担当。お客様対応で培ったコミュニケーション力と、正確さが求められる在庫管理の経験を強みに、事務職として貴社に貢献したいと考えています」。
このように、前職の経験を応募先で活かせる形に言い換えるのがコツです。自分の経験に置き換え、具体的なエピソードを添えて書いてみましょう。
通る職務経歴書を作るなら
「自分の経歴でどうアピールすればいい?」「書き方に自信がない」——そんなときは、キャリアの専門家に相談しながら進めるのが近道です。経験の棚卸しから、書類の添削、応募先に合わせたアピールまで、プロの視点でサポートを受けられます。
転職全体の進め方は「20代の転職おすすめ完全ガイド|未経験から目指せる職種・業界・成功する進め方を徹底解説」、エージェントの活用は「20代の転職エージェント完全ガイド|初めてでも失敗しない選び方・使い方・注意点を徹底解説」で確認できます。書類は選考の入口なので、丁寧に仕上げましょう。
まとめ:型とコツを押さえれば、未経験でも通る
職務経歴書は、「職務要約→職務経歴→活かせるスキル→自己PR」の基本構成に沿って書くと、読みやすく伝わりやすくなります。職務経歴は「何を・どうやって・どんな結果を出したか」を意識し、可能なら数字で示すことが大切です。
未経験でも、アルバイト経験やポータブルスキル、意欲を書けば十分に勝負できます。転職回数が多い・短期離職も、伝え方で印象は変わります。型とコツを押さえ、自信を持って提出できる職務経歴書を作りましょう。
職務経歴書の作成も、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
「自分の経歴でどうアピールすればいい?」「書き方に自信がない」——そんな悩みは、ビーシャインのキャリアアドバイザーに無料で相談できます。20代・未経験からの転職を数多くサポートしてきた実績をもとに、書類作成から一緒に進めます。
よくある質問(FAQ)
職務経歴書の基本の書き方・構成を教えてください
「職務要約→職務経歴→活かせるスキル→自己PR」の構成が基本です。冒頭の職務要約で経歴を3〜4行で簡潔にまとめ、職務経歴で会社ごとの担当業務・実績を具体的に書き、活かせるスキルと自己PRで強みをまとめます。決まった様式はありませんが、A4で1〜2枚に収めると読みやすく、簡潔で好印象です。
未経験で書くことがない場合はどうすればいいですか?
アルバイトや前職の経験、コミュニケーション力・正確さ・継続力などのポータブルスキル、学習中のことを書けばアピールできます。未経験の場合は「実績」より「意欲とポテンシャル」を伝えるのがカギです。前職の経験を「応募先で活かせる強み」に言い換えて、具体的なエピソードとともに書きましょう。
転職回数が多い・短期離職の場合の書き方は?
各職歴に一貫性を持たせ、転職の中で身につけたことや共通する強みを示しましょう。短期離職は事実を簡潔に書きつつ、そこから学んだことや次への意欲を前向きに添えます。冒頭の職務要約で経歴の軸を示すと、回数の印象を和らげられます。伝え方を工夫すれば、マイナス印象は軽減できます。
PCスキルや資格はどう書けばいいですか?
PCスキルは「Excel(関数・表計算)」「Word(文書作成)」のように、できることを具体的に書きます。資格は正式名称で取得年月とともに記載し、勉強中のものは「学習中」と書くと意欲が伝わります。応募先の仕事に関係するスキルを優先して書くと、効果的にアピールできます。盛りすぎず、事実を正確に書きましょう。

監修高橋 文明(株式会社クオンツ 代表取締役)プロフィール »
システム開発会社を15年以上経営し、20代未経験・第二新卒を累計140名採用・育成。首都圏の地域若者サポートステーションと連携し、若者の就業支援・IT教育にも従事。採用側と求職側の双方を見てきた立場から本記事を監修しています。
