「もう仕事を辞めたい。でも次がないし、辞めてから決まらなかったらどうしよう」――そんな不安で動けずにいませんか。先に辞めるべきか、それとも在職中に探すべきか、判断に迷う20代はとても多いです。結論から言うと、経済的・精神的に余裕がないなら「在職中に探す」が基本。ただし心身が限界のときは、先に辞めて休むことも正しい選択です。大切なのは、勢いではなく自分の状況に合わせて選ぶことです。
この記事では、「辞めたいけど次がない」と感じる原因、先に辞める場合のリスク、在職中に探す場合との比較、それでも辞めていいサイン、そして次がない状態から動き出す手順までを、20代にもわかりやすく解説します。読み終えるころには「自分は先に辞めるべきか、在職中に探すべきか」がはっきりします。
📌 この記事でわかること
- 「辞めたいけど次がない」と感じてしまう主な理由
- 次がないまま先に辞める4つのリスク
- 「在職中に探す」と「先に辞める」の比較と判断軸
- それでも先に辞めていいサイン(心身・ハラスメント)
- お金の不安を抑えて次に動き出す手順
仕事を辞めたいけど次がない…20代に多い悩みの正体
「辞めたいけど次がない」という悩みは、実は「辞めたい気持ち」と「先が見えない不安」が混ざった状態です。まずはこの2つを切り分けると、頭の中が整理されます。
「次がない」と感じてしまう主な理由
- 転職活動をまだ始めていない:求人を見ていないだけで「自分には次がない」と思い込んでいる
- お金・生活への不安:収入が途切れることが怖くて動けない
- スキルや経歴に自信がない:「未経験だから」「短期離職だから」と応募前にあきらめている
- やりたいことがわからない:次の方向性が定まらず、探し方がわからない
そもそも「次がない」は思い込みのことも多い
20代は、企業から「これから育てられる人材」として最も歓迎される年代です。第二新卒枠や未経験歓迎の求人も多く、人手不足の今、選択肢は想像より広くあります。「次がない」のではなく「まだ探していない」だけ、というケースがほとんどです。
次がないまま先に辞めるとどうなる?4つのリスク
次を決めずに先に辞めると、次のようなリスクがあります。辞めてから後悔しないために、事前に知っておきましょう。
- 収入が途切れて生活が苦しくなる:貯蓄が少ないと、焦りから条件を妥協しがち
- 経歴に空白期間(ブランク)ができる:長引くほど面接で説明が必要になる
- 無職期間が長引きやすい:時間があるほど活動にメリハリがつかないこともある
- 焦って自分に合わない職場を選ぶ:早く決めたい一心でミスマッチを繰り返す
これらのリスクは「在職中に探す」ことでほとんど回避できます。ただし、後述するように心身が限界のときは例外です。
【結論】先に辞める?在職中に探す?の判断軸
どちらが正解かは人によって違います。基本は「在職中に探す」が安全ですが、心身の状態やお金の余裕によって最適解は変わります。下の比較表で自分に近いほうを選びましょう。
| 比較軸 | 在職中に探す | 先に辞めてから探す |
|---|---|---|
| 収入 | 途切れず安心して選べる | 途切れる。貯蓄が必要 |
| 精神的な余裕 | 保ちやすく妥協しにくい | 焦りが出やすい |
| 活動できる時間 | 限られる(面接調整が必要) | たっぷり取れる |
| ブランク | 生じにくい | 生じやすい |
| 向いている人 | 心身に余裕がある/貯蓄が少ない人 | 心身が限界/十分な貯蓄がある人 |
お金の不安が大きい、貯蓄が少ないという20代は、まず在職中に情報収集と応募を始めるのが現実的です。収入を保ったまま動けるので、条件を妥協せずに次を選べます。
それでも先に辞めていいサイン
「在職中が基本」とはいえ、次のようなサインがあるときは、先に辞めて心身を守ることを優先してください。健康を犠牲にしてまで続ける必要はありません。
- 不眠・食欲不振・涙が出るなど、心身に不調が出ている
- パワハラ・セクハラなどハラスメントを受けている
- 長時間労働が常態化し、転職活動の時間すら取れない
- 会社に違法な働き方があり、改善の見込みがない
この場合も、辞める前に当面の生活費と失業給付などの制度を確認しておくと、安心して休めます。
辞めたいけど次がない20代がとるべき進め方【4ステップ】
ステップ1:辞めたい理由と譲れない条件を書き出す
まず「何がつらいのか」「次に何を叶えたいのか」を書き出します。人間関係・給料・仕事内容など理由を明確にすると、転職で解決することと、環境を変えても残ることが見えてきます。
ステップ2:まずは在職中に情報収集・応募してみる
「次がない」の多くは、探していないだけの思い込みです。求人サイトやエージェントに登録して市場を見るだけでも、選択肢があることがわかり不安が和らぎます。応募は在職中でも問題ありません。短期離職でも転職できる?20代の軌道修正ガイドも、経歴に不安がある人の参考になります。
ステップ3:お金の備えと公的制度を確認する
この章のポイント
- 当面の生活費(できれば3〜6か月分)の目安を把握する
- 退職後は失業給付・健康保険・年金の切り替え手続きを確認
- 在職中に動けば、収入が途切れるリスクをそもそも抑えられる
出典:厚生労働省「雇用保険制度」など公的機関の情報(2026年7月時点)/本記事の更新日:2026年7月6日。給付の金額・条件は改定される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
ステップ4:一人で抱えずプロに相談する
「次が見つかるか不安」「何から探せばいいかわからない」なら、転職エージェントに相談すると効率的です。自己分析や求人選びを一緒に進められ、在職中でも無理のないペースで活動できます。20代の選択肢の広げ方は20代の転職おすすめ完全ガイドでも詳しく解説しています。
20代は「次が見つからない」心配が少ない理由
- 第二新卒枠で応募できる:社会人経験の浅さより、伸びしろを評価される
- 未経験歓迎の求人が多い:成長分野は20代の未経験者を積極採用している
- 人手不足で売り手市場:若手を求める企業が多く、選択肢が広い
「今の仕事が合わないだけで、自分に向いた仕事は他にある」と感じるなら、成長分野に目を向けるのも一つの手です。たとえば未経験からのIT転職の進め方では、学習ロードマップやキャリア戦略を具体的に解説しています。
よくある失敗例・注意点
- 感情のまま次を決めずに辞める:貯蓄と当面の生活費を確認してから動く
- 「次がない」と決めつけて応募しない:まず求人を見る・登録するだけでも景色が変わる
- 退職理由を不満のまま伝える:面接では「次に実現したいこと」に言い換える
まとめ:辞めたいけど次がない20代へ
- 基本は「在職中に探す」。収入を保ちながら動けば、焦らず妥協せず選べる
- 心身が限界・ハラスメントがあるなら、先に辞めて休むのが正解
- 「次がない」は多くが思い込み。20代は選択肢が広く、まず動くことが第一歩
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よくある質問(FAQ)
Q. 仕事を辞めたいけど次がないときはどうすればいい?
まずは在職中に求人サイトやエージェントに登録して市場を見るのがおすすめです。収入を保ちながら探せば焦らず選べます。「次がない」の多くは探していないだけの思い込みで、20代は選択肢が広くあります。
Q. 先に辞めるのと在職中に探すのは、どちらがいい?
基本は在職中に探すほうが安全です。収入が途切れず、精神的な余裕も保てるため妥協しにくくなります。ただし心身が限界だったりハラスメントがある場合は、先に辞めて休むことを優先しましょう。
Q. 辞めたいけどお金がないときはどうすればいい?
当面の生活費(できれば3〜6か月分)を把握し、退職後に使える失業給付などの制度を確認しておきましょう。お金の不安が大きいなら、まずは在職中に転職活動を進めるのが安心です。
Q. 次を決めずに辞めると、20代でも転職に不利になりますか?
短いブランクなら大きな不利にはなりません。20代はポテンシャルを重視されるため、空白期間の理由と次にどう活かすかを前向きに説明できればカバーできます。ただし長引くほど説明が必要になるため、早めの活動が安心です。
Q. やりたいことがなくて次が決められません。
「避けたいこと」から書き出すと方向性が見えてきます。それでも迷うときは、自己分析や求人紹介をしてくれる転職エージェントに相談すると整理が進みます。20代は未経験から挑戦できる仕事も多いので、選択肢を広げて考えましょう。

監修高橋 文明(株式会社クオンツ 代表取締役)プロフィール »
システム開発会社を15年以上経営し、20代未経験・第二新卒を累計140名採用・育成。首都圏の地域若者サポートステーションと連携し、若者の就業支援・IT教育にも従事。採用側と求職側の双方を見てきた立場から本記事を監修しています。
